アンネのバラ

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経堂緑岡教会には「アンネのバラ」が植わっています。
今年も見事に咲き誇りました。

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<『いしずえ』(2004年6月)の寄稿より>
「アンネのバラ」 冨澤紀子

 牧師館の玄関横の窓の下に、「アンネのバラ」が咲いているのをご存知でしょうか?
 昨年の5月、松本牧師から『ふぁー』というキリスト教教育フォーラム発行の、子どもたちと共に平和を考える季刊誌を紹介されました。その中に、「生き生きキリスト教 聖書研究の新しいかたち」と題して「アンネのバラ」の話しが取り上げられていました。お書きになったのは、明治学院牧師金井創先生でした。少し引用させて戴くと、

 「アンネのバラ」とは、『アンネの日記』で世界中に知られているあのアンネ・フランクにちなんだバラなのです。ナチスの手を逃れてオランダのアムステルダムで隠れ家に住んでいたアンネが、十三才から書き始めた日記は日本でも多くの人々に読まれ、愛されてきました。「もし神様が生きながらえさせてくださるのなら、私は世界と人類のために働きます」と日記に記したアンネでしたが、ついに隠れ家をナチスに発見され、一家は強制収容所に送られます。彼女はアウシュビッツの収容所を経てペルゲンベルゼンの収容所へ送られますが、ついにそこで十五才の生涯を終えてしまいます。一家で生き残ったのは父親のオットー・フランクただ一人でした。
 やがて戦後、アンネの日記に感動したベルギーの園芸家が、新種のバラを作り、これに「アンネの思い出」と名付け、オットー・フランクにプレゼントしました。オットーはこのバラを大切に育てるとともに、アンネの平和への遺志を一人でも多くの人々に伝えたいと、このバラを広めていきました。そして、このバラが日本に入ってくるのには、その後色々な不思議な出会いがあった様です。

 私はこの文章を読んだ時、どうしてもこのバラが欲しくなりました。幸い、近隣の教会等で希望があればお分けしますと書かれてありましたので、早速メールを送りました。そして明治学院の宗教センターに金井先生をお訪ねして、三本の苗木を戴く事ができたのです。
 教会に持ち帰り、教会学校成人科で育てる事にしましたが、それからが大変です。バラについての知識の無い者が育てようというのですから。インターネットで「アンネのバラ」を開いて、各月の育て方、水やり、施肥、害虫対策は勿論、接木の方法まで調べました。毎週の分級の時間に、バラの管理が新しい重大な仕事となりました。バラリーダーのお父さん、そしてお手伝いのお母さんと、役割もきめました。その甲斐があり、一年目の今年五月、それはそれは美しい見事な花が咲きました。つぼみは真紅ですのに開くとオレンジ色になり、散りぎわにはピンク色に変るのです。
 これからは私達が「愛と平和のシンボル」のこのバラを、命と平和の大切さを学びながら育てて、早く苗木をおわけするまでになったらいいなと願っているのです。