2017年3月12日(日)主日礼拝説教
説教 『新しいぶどう酒』 増田 琴 牧師
聖書 イザヤ書61章10~11節
マルコによる福音書2章18~22節
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聖書朗読:
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祈祷 3.11を覚えて:
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説教:
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「3.11をおぼえて とりなしの祈り」
2017年3月12日受難節第2主日礼拝
序 詞
本日は2011年3月11日に東日本大震災が起こったこと、愛する人々を失い、家や財産や仕事場を全て押し流される被害に遭われ、今もその復興のために力をあわせている方々のことを覚えます。また、これに伴って起こった原子力発電所の事故のために、多くの人々が故郷を奪われました。震災から6年を経たこの日、私たちは被災地の人々と教会に主の慰めを祈り求めると共に、その歩みを支え共に担っている人々の働きに主の導きと力づけを祈りましょう。
祈 り
主なる神、あなたは恵みと慈しみに満ちておられます。
苦しみと災いの中にある人に、慰めを与え、希望を抱かせてくださいます。
いま、わたしたちは苦難の中にある人々のために祈ります。
どうかわたしたちの祈りを聞いてください。
わたしたちは東日本大震災の被災者を覚えて祈ります。
多くの人々が理不尽にいのちを失い、財産を失い、生活の場を失いました。
今も多くの人びとが苦難の中に取り残されています。
どうかあなたの憐れみが注がれ、慰めが与えられますように。
困難の中にある人びとに、きょう必要なものが、きょう与えられますように。
荒れ野に川が流れ、砂漠に花を咲かせると約束された主よ。
すべての傷つけられた被造物を覚え、畏れつつ祈ります。
私たちはあなたに赦しを求めます、大地や森や海を汚してしまったことを。
神が創られた世界を守り、支えるように務めを与えられた私たち。
しかし、人間の都合で、便利さと目に見える豊かさを優先させてしまいました。
故郷に帰ることができず、今も不安を抱えている人々がいます。
私たちが耳をすませて、声を聴き、何が必要なのかを共に求めていくことができますように。
恵みの主よ。
世界の各地で、さまざまな災害や争いのために苦難を受けている人々がいます。
どうか、あなたの平和をこの地に実現してください。
差別、暴力、迫害に苦しみ、闇に覆われている人びとがいます。
どうか、あなたの光がこの世の闇を照らしてください。
孤独の中に放置されている人、病の床に伏している人、死の時が近づいている人、
愛する者を天に送った人、恐れと不安にさいなまれている人びとを覚えます。
どうか、主ご自身がそれらの人々の希望となってください。
この私たちの祈りの輪を、イエス・キリストの御名によってささげます。
アーメン